昨年末、日本製紙クレインズの今シーズン限りの廃部が発表されました。
そして、昨シーズン、10月中に会員数が500人に達しなければTokyo IceHockey Channelも四年目で終わりにすると発表しました。結果、最終的には271人でした。単月で、収支を合わせられる会員数月500人を結局超えられなかった。Slapfreaketさんも10月末にはサービス終了、スポンサーを見つけてくることもできず本当にもうこれまでだと思いました。機材を修理に出すお金もないので、昨年度の視聴者の方々には機材不調での放送トラブルなど多くご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫びします。機材を起動するときに今日は何も起きないでくれと毎回祈る。そんな感じでした。
大学リーグをメインで追って来たプロジェクトが4年で終わる。
なんだかキリがいいじゃないかと、ある一点では清々しい気持ちだったのは確かです。
今年の4年生がスタッフの半分くらいだったので一緒に卒業でいいかと思いました。
でも、そこでクレインズの廃部が発表されました。
「結局いままで何も変えられなかった」
そう思いました。アイスホッケーを盛り上げるために映像放送があればいいな。そう思って始めたのがもう4年以上前です。その頃自分は大学3年生でめちゃ弱い2部のホッケー部部員でした。恥ずかしながら、Div1の選手の名前なんて誰1人として知りませんでした。同期の部員も私と同じく誰1人として1部校の選手を知りませんでした。
これはやばいな。そう思って始めました。
4年前を思うと、今では放送される関東大学リーグのDiv1の主要選手たちは結構知られるようになったのかなと。それくらいは言えるかもしれません。
でも、本当にやりたいことはまだできていないじゃないか。それを年末年始にかけて思いました。
放送をすることで、選手たちが競技を自分ごととして見てくれるようにしたい。
放送をすることで、日本のアイスホッケーがもっと繋がるようにしたい。
放送をすることで、本気でホッケーに、大学生活に取り組む人たちの姿を届けたい。
あの「会員数が収益分岐点達しなかったらやめます」という発表をしていた時点では正直、もう心が折れていたような気がします。結局、Div1選手で手伝ってくれたのは4年間でたった3人だったじゃないか。結局、270人しか安っぽい「タダで放送してくれてありがとう」という以上のお金を払うというところまでの本当に価値のある協力をしてくれなかったじゃないか。「競技が忙しいから」と言って手伝ってくれない選手は果たして本当に100%そこに集中して、他の人に胸を張れる生活をしているのか。果たして本当に胸を張って表彰台に立っているのか。
いろんなことを思いました。ただ、
やりたかったことが何もできていない。
そんな状態で投げ出せない。やっぱりそう思いました。これでも、4年分関わってくれた人たちの思いがここにはある。直近二年弱ほどは資金繰りの問題で、中継放送そのものが目的化してしまって矮小化していた感も否めない。
だから、もう一度やり直したいと思います。目標を見直すところから。
ただ放送をするだけじゃなくて、そこから繋がることをやっていく。それは大会やイベントを作ることかもしれない。もっと全国のホッケーに関わる人を繋げることかもしれない。日本と世界を繋げることかもしれない。あとは、この4年間wordpressまんまのホームページをなんとかするとか。大変ですけど。
5年目も諦めずにやります。放送だけじゃない、その先をちゃんともう一度見つめ直してやっていきます。
なのでまだもう少し、お付き合いください。
実業団チームがどんどん廃部されていってしまう明日じゃなくて
もっと希望のある明日を作っていけるよう努力するので
スタッフも募集しています。ぜひ、一緒に楽しい未来を作りましょう