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【ゲームレポート】中央大学vs明治大学 秩父宮杯 第64回関東大学アイスホッケー選手権 2016/4/29

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5年連続でこの対戦カードとなった秩父宮杯第64回関東大学アイスホッケー選手権大会 決勝戦 中央大学 vs 明治大学。第1ピリオド明治大学が良い流れで試合展開をしていくも、中央大学に1点を許してしまう。その後気持ちの焦りから明治のペナルティが続き、主導権は中央大学に。連続得点をし、7-1と中央大学が圧勝した。

《SCORE》
中央大学 vs 明治大学
GOAL(1-0,3-0,3-1)
Total 7-1
SOG(18-18,14-9,12-10)
Total 44-37

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第1ピリオド、秋リーグで負けている明治だが中央に対し勢いある攻撃を展開していく。
両者チャンスがあるもののなかなか入らない状況が続いた。
しかし14:10 中央#30 佐藤優樹選手のスラップショットから溢れたパックをリバウンドで#10 小泉智也選手がシュート。先にリードしたのは中央だった。

 

第2ピリオド、両者拮抗の展開が続くが7:28 中央 #26 坂本颯選手が華麗なハンドリングで相手のDFを抜き、ゴール前に合わせて入った#21 鈴木健斗選手にパスしシュート。2点を決められた明治は焦りが出始めたのか、ペナルティが多く目立ち、流れが中央に向く。2点を追加し2ピリオド終了。

第3ピリオド開始早々、明治 #19 上野峻輔がオフェンスゾーンで背後にいた#91 高橋瞬にパスしシュート。2年生ながらチームを引っ張る1点を決めた。その後明治の流れがくると思われたが、第3ピリオドもキルプレーでの失点もあり、中央が3点追加し試合終了。7-1と点差の開いた試合となった。

《試合後インタビュー》

【準優勝:明治大学 4年 FW #10 川村一希 主将】

– 今日の試合を振り返って、挙げられる敗因等あったら教えてください

最初の入りはすごく良い流れでチームは1ピリを進められたと思ってるんですが、やっぱり、キルプレーからの失点、キルプレーの回数も今回の試合では多かったです。要らない反則もあったので、そういうの(キルプレーや反則)を減らすのはもちろんなんですが、やっぱり一番の敗因としては、失点した時、2-0、3-0にされた時に、チームの切り替えをできなかった。僕がそういうところでキャプテンとしてダメだったかなという風にすごく思っています。

– 今回負けてしまったが、今後先を見て、チーム全体で伸びしろのある選手、活躍するような選手はいますか

今日点数をとった#91の高橋(2年FW)です。もともと試合に出れなくて4つ目でスタートして、決勝の前の週から3つ目に上がって、今回結果を残してくれて、そういうところでこれから伸びてくる選手かなと思います。

– 秋大会に向けて、キャプテンとしてチームを盛り上げるための方針など今考えられることってありますか

まず僕がしっかりしないといけないというのはあります。チームの雰囲気とかよかったんですが、もっと陸トレとかも増やさないといけないですし、結局集中力が切れて大量失点してしまったので、そこに関してはしっかり治して、メンタル面の強化もしっかりしていかなければなと思います。

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【明治大学 間中朗 監督 】

– この試合の敗因

最初、押してる時に点数が取れなかったというのがよくなかったかと。(ゲーム展開が)難しくなってきて、流れが悪くなって先に入れられてからの悪い展開にのまれてしまった。

– キルプレーでの失点が多かったように思いますが

4-0になってきたときにバタバタになってしまいました。練習では中央がなにをやるのか分かっていたんですが、点数とる頭ばっかり強くなってたので対応が全部遅れたというのが正直あります。

– それは焦りといったものですか

そこで反則が重なっての繰り返しでしたね。

-ペナルティ自体も中央の2倍と多かったですが

そうですね。
中央と逆のことをしないとダメなのに、明治が向こうにチャンスを与えてしまったというところですね。

– 今回はいつもと違って一人で(ゴールに)持ってって自滅してしまうパターンが多く見受けられましたが

こういう大きい試合になればなるほどシンプルにプレーしなければいけないのに、最初点数とられて2点取られてからの悪い流れがずっと続いたなと思います。

– PPチャンスをものにできた中央大に対しチャンスをものにできなかったのは大きいと思いますが

この前の早稲田戦でいったと思うんですが、それが去年からの課題です。去年早稲田に引き分けをした時もシュート60本に対し得点が2であったり、その辺がまだ上積みができていない。今日GK磯部が7点取られてしまったんですが、まあそこまで取られるとは思わないですよね。
ただ、気持ち的にも色々、(磯部は)かわいそうだったなと思います。

– 今回の磯部の抜擢については

やっぱりこれから育っていってほしいですし、来年入ってくるキーパーに尊敬してもらえるような感じで成長してもらいたいなという気持ちで、春の今年一番最初の試合を彼に任せました。

– 他のゴールキーパーとは違った選手でよく動く選手だなと思ったのですが

今までの明治に無いような感じのキーパーで成長してもらえればいいと思っています。

– ここまでのワンサイドゲームはあまりなかったと思いますが

そうですね。
自分も長くホッケーやっていましたけれどもこんな大差で負けたことはなかなかないので。
だからそういうのも含めて一回リセットして進んでいきたいと思います。

– 試合後選手に声をかけられましたか

中央の倍以上やるしかないという風には伝えました。
今日は何言っても落ち込んでいると思うので、また違う場所で話せたらなと思います。

– チームの完成度は中央大の方が上だったということですか
去年の三冠から続いてなのでそうですね。でも、うちだけじゃなくて他の大学は打倒明治で来るので、他の大学よりは大変な部分もあると思います。中央に勝つのもそうなんですが、これから東洋・早稲田にも勝たなければいけないので、その辺ももう一回ちゃんと考えてやっていきたいと思います。

【明治大学 1年 GK #69 磯部裕次郎】

– 今回フルで試合に出場しましたけれども、この試合の前には監督にどのようなことを言われましたか

監督個人にはら「頼むぞ」という一言を言われて、後はもう、チームの先輩たちが、信頼してくれて。試合が終わって、今は先輩方に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです

– 試合のあと、もう1人のゴールキーパー佐藤選手からも声かけてもらってる様子が見えましたけど、どんな言葉をかけてもらってましたか?

まあまだ秋もあるし、インカレも残ってるから1年生という立場で重圧があったかもしれないけどこれから練習して頑張ろうという言葉をかけてもらいました。

– 主将の川村さんからも言葉をもらってましたが

川村さんもお前のせいじゃないからっていってたんですけど、でもやっぱり点数入れられたのは自分であって、それは責任感じています。これから少しオフの期間に入るんですが、個人でも、しっかり練習していかなければいけないなと思っています。

– 第1ピリオドでは結構いいセーブ見られたと思いますが

1ピリで流れもいい中で、自分もそこにしっかり乗っかっていければということで良いセーブできたと思います。(中央の)GKの金子将太朗選手も強いんで、やっぱり、負けないようにこれから頑張って行きたいなと思います。

– 一年生で決勝のゴールキーパーを務めたわけですけど、プレッシャーというのはどうでしたか?

プレッシャーはあったんですが、こんなに多くの観客が入っているなかでプレーできたことはいい経験になりましたし、これから戦っていく上ですごい力になると思います。

– 表彰のときとかも、すぐ並べない様子もありましたけども

自分の目標であった新人賞だったりベストGK賞もまあこの結果で当然もらえるわけもなく、本当に悔しい気持ちでいっぱいで、動けないというのはありました。

– 3ピリで失点が重なりましたが、自分で修正点などありますか?

試合中、自分は結構自分の世界に入ってしまうところがあります。(点を)いられて自分が引きずってたらチームに悪い流れを与えてしまうかなって思っているので、試合中は入れられても笑顔でいるように。その失点のことはすぐ忘れて(試合を)やるようにはしているんですけど連続で2点3点と入れられることで明治も流れがつかめなかったんでやっぱり自分の力不足で負けたなって思います

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【明治大学 4年 DF #52 松金健太】

– 今回こういう結果となってしまって、敗因といったものはいかがでしょうか

守りの詰めの甘さが、この試合で明らかに、明治の課題として挙がったのかなと。
一点しか入れてないこともたしかに課題ではあるんですが、FWだけが問題ではなく、良い守りがないと良い攻めには絶対繋がらないので、その基本的な守りの部分で中央に劣ってたのかなと思います。

– 全体としてキルプレーからの失点が多かったと思いますがそこはどう思いますか

反則というのは必ず流れを悪くするんで、反則をなくしたいタイミングで反則を取られたことは、そういう、明治の流れを持って行きにくい試合の流れだった。そこでまた、キルプレーで、0点で終わってれば、チームの士気も上がってたと思うんですけど、そこを抑えられなかったのは、1人少ないとはいえしっかり守らないといけないんですけど…

– 中央大の2倍とペナルティ自体も多かったと思うんですが

やっぱりそういう試合だと、勝てる試合も勝てなかったりっていう、もともとこういう厳しい試合になるとは思ってたんで、まあ、自分たちの首を絞める形にはなりますよね。

– ここまでのワンサイドゲームになるとは思わなかったですね

ここまで差が開きましたけれど、本当に、すごい差があるのかと言われればそうでもないし、立ち上がりは100パーセント明治のペースだったと思います。そこで、流れを明治の方に寄せきれなかったというか、そこで持ちこたえられた中央の強さというか、上手だったのかなと思います

– 入りの良さというのは収穫だったかなと思うんですが

そうですね、確実にウォーミングアップの時点では明治が勝ってました。
その流れからいい流れでいいスタート切ってバチバチ体に当たってシュートも打って本音を言えばそこで1点欲しかったのかなって、後から思えばそう思いますね。

– 焦りから1人で(パック)持ってって取られてしまうという形も多かったと思うのですが、チーム全体としても焦りが見えましたが

だんだん、点数を入れられてくごとに、ベンチでは「まだまだ時間はある」とか「点数を取り返そう」っていうすごい自分が明治4年間いる中で1番ネガティヴな言葉が少ない、ポジティブな雰囲気でできたのはすごいよかったです。やっぱり気持ちのどこかでは、自分が何とかしなきゃとか、まあ焦りがプレーにも出てしまいましたね。だからそこは一人一人のメンタルの弱さというか未熟さというか、まあこれでわかることから学べば、次、もっともっといい試合の持って行き方もできると思う。
まあ前向きに捉えたいですね。

– PPを生かせた中央と、一対一で負けてしまった明治に違いがあったのかなと思いますが

ゴール前の堅さだったり、目の前での強さが中央にはあるかなと。明治は弱くて、3ピリのPPで明治が1点取った後のPPで、あのPPで失点したのが1番痛かったのかなと思います。そのチャンスをしっかりモノにしてくるあたり、中央は本当に素晴らしいというか…
相手褒めるのも嫌なんですけど。やるべき時間帯にやるべきことってあると思うんですけど、そういうのが今日の明治はできてなかったですね

– 2.3ピリについては、特に、今季築いてきた明治のホッケーというものができなくなっていたのかなと思いながら見ていましたが

そこまで点数を取りに行かなきゃならない状態になるとは思ってもなかったし、点数を取りに行かないとならない状態で、まあセットもちょっと変わってる状態の中で一人一人が何をすべきか、五人でどうしようかというところが、詰めきれなかったです。

– 春でチームを作っていく中で、中央大の方がやはり完成度が高かったということですか

まあそれは結果の通りですね。

– 今後求められるのはチームをあげて強くするのか、それとも個を強くするのかどちらが求められるでしょうか

難しいなあ。両方やるべきなんですけど、明治は今まで「個」がすごい重要視されてたし、まあホッケー部じゃなくて明治大学自体が個が強くするというスローガン…個じゃないですかね。
まあ、一人一人が上がっていけば強くなれば、絶対チームとしても底上げにもなるんで、こっからまた自信もつくだろうと。夏まで時間あるんで、一人一人、やるべきことをやるだけじゃないですかね。

– 今後の意気込みを

こういう、ポンポンポンポンって点数取られた試合の中でも1人がどこか目立ったプレーっていうかその、流れを変えるような状況を打破できるようなプレーって絶対できると思うんで、それを目指して、悪い流れだったものを、こっちに引き寄せられるような、そういう選手になりたいです。

– 最後に、秋大会に向けてAマークとしてチームのみんなになにかやっていくとしたらどんなことをしていきますか?

この春を振り返ってもキャプテンの川村くんはすごい献身的にチームを隅から隅まで、キャプテンらしいキャプテンでした。Aマークの自分としても頼れるキャプテンだったので、自分から特に何するというよりかは、このまま川村くんはチームを引っ張っていく存在だし、引っ張って行かなければならない存在なので、それをサポートしていきたいなと。プライベートでもいい人間関係ではあるんで、自分がどうこうするっていうよりから一希を見ながら、自分が進歩して、足りてないところがあるならそれを見つめ直すっていうか、それくらいですね。
そっちの方でチームの役割、1つの役割として頑張っていきたいです。

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優勝した中央大学のインタビューはこちら

text = Suzuna Yamagishi
photo = Daiki Takebuchi

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山岸 鈴奈

山岸 鈴奈

メディア関係のことについて関わるのは初めてなのでTICの中で学びつつ、アイスホッケーを知らないひとにも良さを発信していけるように頑張ります。