【試合結果】
日本vsルーマニア
《スコア》
1P 0-0
2P 5-0
3P 2-0
Total 7-0
《シュート数》
1P16-3
2P14-4
3P9-7
Total 39-14
【戦評】
第一ピリオドから攻める展開が続いた日本、ルーマニアのペナルティで数的有利の状況で #8高橋のゴール目の前のシュートも相手GKのファインセーブに阻まれる。
その後も攻める展開は続き、決定的なチャンスは作れるものの得点にはつながらない。
第二ピリオド開始5分、#21久慈のハイスロットからのシュートで先制。その後#26平野#27上野#11西脇#16小原のゴールで一気に5点差をつけ試合を決定づける。
日本のスピードに序盤は対応していたルーマニアも第二ピリオドから足が止まりだし、日本のチャンスが増えた。
第三ピリオドもその勢いのまま、2ゴール目となった#21久慈のゴールと#28山下のゴールで試合を決め、最終予選へ大手となった。
この日初先発となったGK#1小野田は大卒ルーキーとは思わせない落ち着きぶりを見せ、日本代表初出場初完封。
そしてこの試合後に行われた監督会見で、明日のウクライナ戦での先発GKは#29福藤とトムソングレック日本代表監督は明言した。
決めるべき選手がゴールを決めることができたことは明日の試合に向けて大きな弾みになるだろう。各世代の主力を担ってきた選手が得点を決めたということは今後の日本代表にとっても大きな一歩となったのではないだろうか。
前節のクロアチア戦よりハードチェックが多くなった日本。次戦は前線からウクライナの勢いを止め最終予選へ駒を進めたい。
【試合後会見】
トムソングレック日本代表監督
「今日はとてもいい試合をできたと思います。60分間ゲームプランに沿ってやりたいホッケーができた。
(第一ピリオド無得点を終えてゲームプランを変えたか?)我々は第二ピリオドで戦い方を変えてはいません。ねばり強くゲームプランに従ってプレーを続けて、結果として点が入った。こういう大事な試合で点が入らない時間帯が続いても、違うことをするのではなくするべきことをする。我慢してゲームプランに従うというのが大事でした。その点でいい試合運びができたと思います。
(第3ピリオド気をつけたことは)
守備を気をつけろといいました。明日の試合も考えて体力をセーブしつつ試合をしろと。ただ、振り返ってみるとこちらが引きはじめたタイミングでルーマニアにも何回か良いチャンスを与えてしまっていました。相手に時間を与えないためにはどの程度行き、明日のために体力を残すにはどの程度引くのかというのは難しい線引きでした。
(ウクライナへの対策は? )
彼らはロシアに似て、フィジカルが強くパックをキープしてプレーするとチームです。日本がやることは変わらず、こちらのスピードを活かすことだと思いますが、コーナーでの攻防にはまるのでなく速いトランジションでチャンスをつくるというのが鍵だと思います。少なくとも、最初の2試合とはまったくちがう試合になるでしょう。
(小野田について )
この二日は連戦ということで、怪我から回復してきている福藤を休ませて明日万全の状態で試合に臨んでもらうためにも小野田に先発してもらいました。
小野田はアジアリーグでもトップ選手で今シーズンとても良いプレーをしているし、100%信頼して送り出した。今日はその信頼に応えるプレーをしてくれたと思っています。
(福藤について)
彼は三週間くらい前まで怪我をしていて、治ってきてはいるが、試合感覚といった面では万全ではないようにも思います。
だが、明日の試合は良い仕事をしてくれると思っています。
【試合後インタビュー】
FW久慈修平
—先制ゴールのシーン振り返って
3対2で数的有利の状況で#8高橋が自分の方を見ていたのでパスを受けて、コースにしっかり打てました。
—チームの中心選手としてのゴール
前の試合でもたくさんチャンスがあってなかなかゴールできなかったのですが先制点決めることがチームとしても勢いづくことはわかっていましたし、勝つことは大事ですがその中でも先制点という大事な得点を決めれたことは自分としても良かったと感じています。
ー小野田について
彼は試合前からリラックスしていてアジアリーグでも完封をしているキーパーですし安心して攻めることができた。守りも彼があたふたしてる場面はなかったので、彼も初の代表で初の先発で0に抑えるというのは覚悟を持ってプレーしていたんだと思います。
ー明日の試合
前回の大会で悔しい思いをして最後勝てばというところだったのですが、その思いは今も忘れずに覚えているので、その二の舞踏まないという気持ちは、あの時から思っていました。今回日本の沢山の方の前で最終予選につなげるチャンスだと思うので明日はなんとしても勝ちたいです。
FW小原大輔
ー試合を振り返って
第一ピリオドなかなかリズムつかめずに我慢の時間が続いたのですが第二ピリオド自分たちのやるべきプレーを続けて、5点取れ流れに乗ることができた。結果的に0でも抑えられたのは良かったと思います。
ー自身のゴールについて
高橋と、久慈がつないでくれたパスを泥臭くゴール前に突っ込むというプレーが今のチームには必要だと思うので綺麗なゴールだけじゃなく、スティックに当ててたまたま入ったという感じでしたがそいうこともあり自分の中ではいいゴールだったと思います。
ー次戦について
ウクライナも実力あるチームなので、第一ピリオドから自分たちのプレーができれば勝てると信じているのでやりたいと思います。
GK小野田拓人
ー試合を振り返って
初出場ということもあって最初固くなる部分もありましたが徐々に慣れてきてリラックスして0点で抑えられたことは良かったと思います。
ー代表のGKとして
絶対に負けられない試合なのでその試合に出させていただいたことはすごく責任感というものもありましたし、今回こういう形でいい形で 勝てたということは自分にとっても貴重な試合なので今後につながるいい自信にもなった。
ーチーム全体の目標
明日が最終戦なので突破のかかった試合となりますしウクライナもスキルの高いプレーヤーが沢山いるので、日本の流れを変えずに明日も良い形作って突破を決めたいです。
FW平野裕志朗
ーゴールで結果を残したいと言っていたが
ああいった形で久慈さんが先制点を決めて流れに乗れたというところであそこで決めていなかったらトントンと5点決めることはできなかったので、ああいう場面で決めれたのは自分の中でも良かったのではないかと思います。
ー明日ウクライナ戦のイメージは
自分は世界選手権でも一回やりましたが、国のいろいろ大変なこともあってそういうのもわかりますがこういう時に日本には絶対勝てないんだというのをイメージ付けておかないとダメだと思うので今日みたいな点数だけではないですがシステムだったりを実行して無失点で抑えられれば良いのではないかと思います。
明日もタフなゲームになると思うのでスタートから自分にチャンスがあるならPPでもそうですしEQでもそこをしっかり決めてチームに流れをつけたいと思いますし、守りの部分であれば自分がシュートブロックだったり得点狙ってるだけじゃないんだぞことを見えることができたらチームにも良い影響が与えられるのではないかなと思ってるのでそういうところを意識してやりたいと思います。
先制点は#21久慈
その後、次世代のエース#26平野が続き
#27上野、#21久慈のこの日2点目で点差をつけて試合を決めた。
#1小野田の落ち着いた守備も完封の要因となった
TIC編集部
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