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【ゲームレポート】2016年日本学生氷上競技選手権大会 準決勝 明治vs日体

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  “挑戦者”の日体大がジャイアントキリング達成!

明大2―3日体大○ ※GWS
(2―0、0―1、0―1、0―1)
SOG:43―24

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 29年ぶりベスト4の日体大が勢いそのままに、前回優勝の明大を撃破。創部初の決勝進出を決めた。第1ピリオド7分27秒に先制を許すなど2点リードされたが、井上、阿部のゴールで追い付き、延長に突入。4on4の延長戦では両者一歩も譲らず、GWSでの決着となった。勝負が決まったのは4巡目。後攻の日体大・松野が成功させた瞬間、ベンチはヘルメットとスティックを投げ出し、歓喜の渦に包まれた。「失うものはなにもない」(須藤主将)という“チャレンジャー”精神で挑んだ大一番。大金星を挙げた。
 
 全員で守ってつかんだ一勝だ。個人技とスピードに秀でる明大の攻撃陣から、チーム一丸となってゴールを守り、相手に思うようなプレーをさせなかった。序盤に2点ビハインドとなったが、許した失点はその2点のみ。反則も重なり、第3ピリオド残り2分を切ったところでもキルプレーを迎えたが、最後まで明大に3点目を与えず、守り抜いたことが勝因だ。リーグ戦から躍進を見せてきた日体大。そのシーズンを締めくくる最高の舞台が整った。

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 一方の明大は第1ピリオド、工藤、大椋のゴールで幸先よく2点をリード。しかし、主将の大津が9分3秒、ゲームミスコンダクトペナルティにより退場となる想定外の展開に。その後、日体大GK高橋の度重なるファインセーブや、パックキャリアへの粘り強いチェック、ゴール前を固める守りの前にシュートが決まらず、得点を奪えなかった。3位決定戦が残されているが、無冠でシーズンを終えることになった。

試合後のコメント
日本体育大学 7番 DF 須藤雅史選手
「信じられない気持ち。ファイナルに行けて本当に嬉しい。1ピリで2セット目の沢崎がけがをさせられたので、みんなスイッチが入った。『これ以上明治にはやらせない』という気持ちが一つになり、2ピリ3ピリに続いたと思う。キーパーのナイスセーブがとても光っていた。みんなで取った勝ち星。(GK高橋について)インカレ合宿から調子もずっと良かったので、こいつならゴールを託せると思っていた。サブの4年の福島もしっかり支えてくれていたのでそれも大きい。明治は攻撃力があるチームなので、支配率は相手の方が多かったと思う。それでもFWもDFも(Dゾーンに)しっかり戻って体を張って守れていた。ターンオーバーなどワンチャンスをものにしようと思っていた。あと、足を動かせば絶対に流れが来ると思って我慢してホッケーをしていた。
今まではベスト8止まりだったが、29年ぶりのベスト4になったので、格上の明治に対して『4強になったことに自信を持っていいと思う』と声を掛けてこの試合に臨んだ。失うものはないのでこのまま突き進もうと言った。みんなもそれに応えてくれたと思う。(試合中は)普段コーチから言われていることを常にベンチで伝え合っていた。特に自分から声を掛けてはいないが、みんなが声を掛け合っていたのでそれが良かった。(決勝戦に向けて)今まで無敗の中大を倒して優勝したい。ここまで来たら絶対に勝ちたい」

日本体育大学 1番 GK 高橋勇海選手
「嬉しい。攻められる場面が多かったが、チームは絶対に負けたくないという思いが強くて、みんなで守って粘った結果が勝利。決勝も我慢して守って少ないチャンスを生かして勝てたら良いと思う。基本的なことをみんなで徹底してやろうという意識で試合に臨んだ。シュートを打たれているので守りやすいとは言えないが、想定内のパターンだった。(延長、GWSの心境)止めても入れられても勝ち負けが決まるので、出せるものは全部出そうと思っていた。一人では勝てないので、みんなで守って良い雰囲気で勝てたらいい」

日本体育大学 9番 FW 松野佑太選手
「実感がないとはこのことだと思う。(GWSについて)チャンスが回ってきただけ。試合中ずっと楽しかったのでGWSも楽しめた。ここまで来たら自分たちはチャレンジャーでしかないので、やるだけだと思っていた。押せ押せでいったのが良い結果につながったと思う。最初の2失点はバタバタして入れられたが、そのあと立て直して守って、少ないチャンスを決められた。3点目を入れられていたら失点が重なっていたかもしれないが、そこで踏ん張れたしキーパーの勇海(高橋)が良く守ってくれた。自分たちが一生懸命頑張れたら今回のように明治にも勝てるし、決勝も勝てるかもしれない。明日も自分たちのやることをやるだけ。(決勝戦に向けて)いつもとやることは変えずに、失うものは何もないのでみんなで楽しみながら笑顔でやりたい」

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text = Yu Kumagai
photo = Daiki Takebuchi

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