開幕戦から3連勝で首位につける明大と、ここまで1勝2敗で迎えた法大の一戦。試合は法大が先制点を奪い流れを引き寄せたかと思われたが、この得点により明大FW陣が奮起。大椋舞人選手(明大)のハットトリックが決まるなど、法大から6得点を奪い勝利した。
第1ピリオド13分50秒、試合を動かしたのは法大・石田和哉選手のゴールだった。ゴール前、吉村紀哉選手(法大)からパックを受けると、明大DF陣をかわし先制点を決めた。「少ないチャンスをものにした見事なシュートだった」と解説の尾野貴之さん(元日光アイスバックス)。第1ピリオドは1―0、法大リードで終える。
【法政大学、先制ゴール!!!】法政1-0明治13:50 法政大学 G#29石田和哉 A#88吉村紀耶https://www.showroom-live.com/feef2336722
Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年10月3日
第2ピリオド、先制点を決められた明大が反撃に出る。6分21秒、大澤翔選手(明大)がロングシュートを決め同点に追い付くと、明大ベンチは歓喜に沸いた。
【明治大学素晴らしいワンタイムシュートで、同点!!】法政1-1明治26:26 明治大学 G#3大澤翔 A#21桂川涼 A#11大津晃介(+1)https://www.showroom-live.com/feef2336722
Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年10月4日
この日、試合を飾ったのは、明大の大椋選手だった。開幕戦からここまで3試合を消化し5得点と、ゴールランキング首位に立つ大椋選手(9月23日時点)。この日は「調子が悪かった」と臨んだ試合だったが、キレ味は変わらず、むしろいつも以上だった。13分54秒、松本昂大選手(明大)が倒れこむ形で送ったパスに大椋選手が反応しシュート。流れるようなシュートワークで逆転弾を決めた。
【明治大学、逆転ゴール!!】法政1-2明治33:54 明治大学 G#22大椋舞人 A#13松本昂大 A#88相馬秀斗https://www.showroom-live.com/feef2336722
Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年10月4日
第2ピリオド後半、一気に明大が流れを引き寄せたかと思われたが、ここで明大の反則が重なる。5対3と法大にとって数的有利な時間帯のなか、中口郁弥選手(法大)がゴール前でパックを押し込み、試合は再び振り出しに戻る。
【法政大学、すぐさま同点ゴール!!】法政2-2明治35:45 法政大学 G#22中口郁弥 A#88吉村紀耶 A#81横山恭也(+2)https://www.showroom-live.com/feef2336722
Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年10月4日
同点のまま迎えた第3ピリオド。開始早々、上野峻輔選手(明大)のシュートからゴール前でこぼれたパックを桂川涼選手(明大)が押し込み、明大が再び逆転。すると直後の1分4秒、府中祐也選手(明大)が法大DFを引きつけた隙に、ゴール前でフリーとなった大椋選手が左サイドからシュート。4―2と明大が一気にリードを広げた。
【明治大学、最終ピリオド早々3点目】法政2-3明治40:48 明治大学 G#21桂川涼 A#19上野峻輔 A#11大津晃介(+1)https://www.showroom-live.com/feef2336722
Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年10月4日
【明治大学、流れを掴む、連続得点】法政2-4明治41:04 明治大学 G#22大椋舞人 A#23府中祐也 A#13松本昂大https://www.showroom-live.com/feef2336722
Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年10月4日
試合の主導権をつかんだ明大は、勢いが止まらない。10分43秒、冷静な判断から大椋選手が放ったシュートはGK左脇に空いたわずかなスペースを逃さなかった。このゴールにより、ハットトリックを達成した大椋選手は試合後「調子が良くなかったが周りが助けてくれた。どんな調子でもたくさん得点を決めたい」と話した。自ら得点王を狙いに行くと宣言する大椋選手。有言実行の男となれるか、注目だ。
【明治大学、大椋選手のハットトリックによる5得点!!】法政2-5明治50:43 明治大学 G#22大椋舞人 A#8大場大 A#13松本昂大https://www.showroom-live.com/feef2336722
Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年10月4日
16分59秒、桂川選手の2得点目が決まり、試合は決したと思われたが、法大も最後まであきらめなかった。試合終了1分前、弟・松本力也選手が放ったシュートは明大GKの佐藤雄一郎選手に止められるも、こぼれたパックを兄・松本勝利選手がゴール前の混戦から押し込みシュート。最後に意地の得点を見せた法大だったが力及ばず、第3ピリオドだけで4得点を決めた明大が、6―3で法大を突き離し快勝した。
【法政大学、終了間際に意地の得点】法政3-6明治59:09 法政大学 G#6松本勝利 A#13松本力也 A#22中口郁弥(+1)https://www.showroom-live.com/feef2336722
Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年10月4日
4勝目を挙げ、首位を走る明大。「ここからが本当の意味で勝負になってくる」と選手が口をそろえるように、次戦の早大戦から、いわゆる三強(早大、東洋大、中大)との対戦が続く。大会連覇を狙う明大にとっては負けられない3連戦となる。
一方、明大に敗れ3敗目を喫した法大だが、悲観している暇はない。優勝争いに残るためには次戦以降取りこぼしは許されない。上位に食い込み、優勝争いを狂わすダークホースとなれるか。今後の試合に期待したい。

長堀 笙乃

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