【ゲームレポート】中央vs法政 2015年関東大学アイスホッケーリーグ戦第10節

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今季未だ無敗。中大がその強さを見せつける試合となった。
首位・中大と、リーグ戦未だ2勝と苦しむ法大の今季2度目の対戦。第2ピリオド途中まで2ー2と競ったスコアになるが、中大は鈴木健斗選手の2ゴールなどでリードを広げ、勝利した。

第1ピリオド、法大は攻めの姿勢を見せるが、中大の高めの守りを破れずなかなか奥でプレーすることができない。先制は中大。7分39秒、法大のAゾーンでルーズパックを奪い、星龍之介選手がカウンターでゴールを陥れた。一瞬の隙をついて点を奪う。

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【中央が先制】中央1-0法政07:39 中央大学 G#68星龍之介 A#18古橋真来 A#23乾純也https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月7日

しかし、法大も黙っていない。11分42秒、松本力也選手が反転してシュートを放ち、同点ゴールを決める。

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【法政も追いつき同点】中央1-1法政11:42 法政大学 G#13松本力也 A#22中口郁弥 A#21木戸啓太https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月7日

試合はまたも動く。14分12秒、今度は中大・坂本颯選手がパスに素早く反応し、勝ち越し。多彩な攻めを展開し、このピリオドを2―1と1点リードで終える。

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【中央2点目、再びリードを掴む】中央2-1法政14:12 中央大学 G#26坂本颯 A#19中島彰吾https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月7日

第2ピリオド序盤、またも法大が食らい付く。ルーキー・鈴木翔矢選手が、ゴール右でリバウンドを拾って2―2の同点。2P開始2分26秒でまたも振り出しに。鈴木選手の公式戦初ゴールで、法大は沸き立つ。 

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【法政またも追いつく 両者一歩も譲らぬ展開】中央2-2法政22:26 法政大学 G#10鈴木翔弥 A#18西口開羅 A#21木戸啓太https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月7日

二度追いつかれる展開となったが、ここから中大はその強さを示すような試合運びを展開。競ったスコアから、徐々に自分たちのペースをつかんでいく。
8分28秒、ブルーライン付近から放った小泉和也選手のシュートがそのままゴールへ突き刺さり、3―2と勝ち越し。

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【中央3点目 まっすぐにゴールを狙ったシュートが決まる】中央3-2法政28:28 中央大学 G#11小泉和也 A#18古橋真来(+1)https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月7日

さらに14分29秒、カウンターから鈴木健斗選手がゴールを決め、4―2。2点のリードを得る。

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【中央更にリード 法政を突き放す】中央4-2法政34:29 中央大学 G#21鈴木健斗 A#19中島彰吾 A#26坂本颯https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月7日

しかし、今季ここまで上位校と何度も接戦を演じている法大。14分42秒、横山恭也選手の後方へパスを受けた中口郁弥選手が、豪快なシュートでネットを揺らす。4―3と1点差に詰め寄る。

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【すかさず法政も反撃 これ以上のリードは許さない】中央4-3法政35:42 法政大学 G#22中口郁弥 A#81横山恭也 A#21木戸啓太https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月7日

法大がまたも追い付くか―。そんな気配が漂ったが、第2ピリオド残り2分を切ったところで、坂本選手のこの日2得点目となるゴール。追う法大をまたも突き放す。

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【中央5点目、坂本選手は2度目の得点】中央-法政38:34 中央大学 G#26坂本颯 A#18古橋真来 A#19中島彰吾https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月7日

第3ピリオド開始32秒。試合を決定付ける1点が中大に入る。自陣からロングパスを受けた鈴木健斗選手が、法大DFの要・横山選手を抜き、最後は体勢を崩してゴール。この試合最大となる3点リードを手にした。

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【中央6点目 更に法政を突き放す】中央6-3法政40:32 中央大学 G#21鈴木健斗 A#26坂本颯 A#19中島彰吾https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月8日

法大はAゾーンでプレーする時間を長く作っても、なかなかシュートを浴びせることができない。3点ビハインドとなったが、最後まで諦めない姿勢を見せ、終了直前に6人攻撃。だが失敗に終わり、中島彰吾選手に無人のゴールへ7点目を決められてしまった。

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【法政6人攻撃は裏目に】中央7-3法政59:42 中央大学 G#19中島彰吾 A#26坂本颯 A#65蓑島圭悟(-1)https://www.showroom-live.com/feef2336722

Posted by Tokyo Icehockey Channel on 2015年11月8日

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中大は坂本・鈴木両選手の2得点などで流れを引き寄せるなど、自慢の第1セットの活躍が光った。「最初の方は苦しんだが、試合中盤からは自分たちのプレーができた」と鈴木選手。立ち上がりは苦戦したものの、中盤以降は効果的な得点を重ね、法大の反撃を封じた。

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鈴木翔矢選手の初ゴールに沸く選手たち

これでまたも敗戦を喫した法大。だが、今日も中大と途中まで同点と競い、一方的な展開にはさせなかった。看板セットである第1セットの強力さは見せつけている。一方、その第1セットで5失点と課題も残した。5戦白星なしと、なかなかトンネルを抜け出せないでいる。

☆試合後のコメント☆
中央大学
鈴木健斗選手
「最初、僕たちからシフトが始まったが、そこでゲームの流れを作ることができなくて、最初の方は苦しんだ。試合中盤からは自分たちのプレーができて、点数を入れられはしたがしっかり入れることもできたので良かった。(自身のゴールシーンを振り返って)1点目はノーマークでちょうど走り出したところにパスを出してくれたので、あとは決めるだけという感じだった。2点目に関しては相手のDFと一対一という場面で、スピードも付いていたのでドライブしてゴール前に行ければと思っていたが、結果行けたのでシュートを打って決めることができた。(法政は)得点力があって、1点入ったら爆発してくるというチームなので、攻撃力には気を付けないといけない試合だった。3失点で抑えられたのは良かった。エンプティーも含めてだが、7点取ることができたのは良かった。(次戦に向けて)慶應も甘く見ていたら負けてしまう相手だと思うので、しっかり準備をして臨み、次につなげていきたい」

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古橋真来選手
「得点はしてないが、相手の1つ目のセットとマッチアップすることが多く、そういうところでアシストできて、個人的にもプラスで試合を終えられた。勝利に貢献できたと思う。昨年は攻めの意識でプレーしていてポイントも量産できたが、今年は1つ目のセットが点数を取っているということで、流れを意識して2つ目も失点しないようにプレーしている。チームにどう貢献できるかというのを試合前に確認している。2つ目のセンターなので、セットをまとめることが自分の仕事。自分がずっと攻めだと失点もしてしまうので、攻守のバランスを上手くとるようにしている。(今の中央のチームは)一人一人が自分の役割を果たすことができている。3セット目の選手だったり点数を取れない選手が1点を防ぐためにシュートブロックしたり、体を張るプレーができている。役割を理解してプレーしているのが勝因だと思う。(次の試合に向けて)慶應は勝ち点をそんなに取れているチームではないが、スキルの高い選手もいるし、自分たちがしっかり調整してベストなコンディションで戦えるようにしたい。自分たちのホッケーができれば勝ちは付いてくると思う。自分はゲームメイクすることが求められていると思うので、今後は大事な場面で得点していきたい」

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法政大学
松田圭介監督
「出ているラインが点数を取ってくれるが、リスクもあるプレーをしている。覚悟はしているが、最低でもやはり+1で帰ってきてもらいたい。横山が抜かれた1点。これが決定的な点だったと思う。でもこの失点というのは「仕方ない」。野球でもエースが投げて負けたら仕方ないというのと同じように、ウチの一番のDFでやられたら仕方ないと思っている。ただ、その後に切り替えよう、普段助けてもらっているキャプテンが抜かれて入れられたら自分が、という意識がもう少し他の選手に芽生えてほしい。順位は少しでもあげたいという思いがあって、最後は諦めずに6人攻撃をやったがだめだった。(2戦連続でGKは久保田選手を起用)よく取ってくれた。悪くはないが、キーパーのセーブ率は理想が90%以上。伊藤が調子を落としているので久保田を起用してみたが、一生懸命やっているし悪い入れられ方は2点ぐらい。そこまで悪いわけでもないので、今日も安心しては見ていられた。あとはゲーム慣れかなと思う。(次節明大戦に向けて)明治は攻撃力に関しては分厚い。点の取り合いになるかもしれないし、ウチが守って速攻でという作戦はある。だが、まずは全員が勝つという気持ちを持ってほしい。また負けるのではという気持ちがあったら勝てないので、強い気持ちを持ってやってもらいたい」

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