平昌五輪を来月に控えるアイスホッケー女子日本代表スマイルジャパン。24日から東京都西東京市ダイドードリンコアイスアリーナで開催されているSmile Japanブリヂストン ブリザックチャレンジvsドイツ第2戦も、第1戦での6-0の大勝に続き、3-1と均衡した試合運びを制し、五輪本戦への勢いを弾ませる結果となった。
立ち上がりは安定していた。日本のフォアチェックでドイツにはパックを安定して持たせた状態ではエントリーさせない。NZまでで潰す流れが機能していた。一方の日本は果敢にアタッキングゾーンからスコアリングチャンスを作り、GKシュレーダー が守るドイツ側ゴールを攻め立てる。序盤は、しかし試合が動かない。膠着状態に陥ったかというところで日本側に立て続きの反則。16番寺島HOOK、23番中村HOLD。30秒ほどドイツ側に+2のアドバンテージが与えられるピンチ。
乗り切った後、1シフト回らぬ内に再び反則。フェイスオフからのセットプレー。11番アイゼンシュミットからのロングショットがGK藤本の股下をすり抜け、ドイツに先制を許してしまう。そのまま第1ピリオドは終了。
第2ピリオド開始早々、ブレークアウェー気味に持ち上がった15番浮田のショットリバウンド、GKシュレーダーは抑えきれず、体勢を崩したところを10番米山が沈めて試合を振り出しに戻す。
第1ピリオドからはラインに手を入れて、10番米山を2ndライン19番獅子内、13番藤本と組ませ、逆に11番足立をキャプテン大澤、27番小野と組ませるがこのピリオド得点にはつながらず。
最終ピリオド冒頭、ベテラン小野が負傷退場したが、セット組み替えて2シフト後、第2ピリオドから続けてきた19番獅子内、10番米山、13番藤本ラインで逆転に成功する。山中監督は今日はこの三人と読んだのだろうか、上手くハマった結果だ。その後、多少危ないシーンもあったが終始日本がパックをコントロールした。ただし、ドイツ側も失点を許さない。
試合残り4分で日本にこの試合4回目のペナルティー、ドイツはタイムアウトをとる。
このペナルティー、相手のミスから日本がパックを奪い、DF床->浮田->最後は足立が持ち上がってショートハンドゴール。試合を決した。
60分の試合終了後はエキシビジョンのGWS戦。こちらも5人中日本は、浮田、米山、大澤が決めて会場を沸かせた。
ドイツ側のPP組み立てが悪い、パック寄り付きも遅いなど多少敵失の感はあったが、ドイツは現在世界ランキング7位。現時点でランキング9位の日本よりも上位に位置するだけでなく、昨年の世界選手権では強豪ロシアを破っている決して弱いとは言えない相手だ。昨年末の5カ国対抗では結果を残せなかったスマイルジャパンだが、その後の長野での壮行試合、そして東伏見でのドイツとの連戦を通して勢いを掴みはじめている。平壌まであと2週間。ブリザックチャレンジの残り2試合、チェコとの連戦も連勝して最高の状態で決戦の場に向かいたい。
次戦は日曜日16:40にF.O.ぜひ東伏見で観戦しよう。
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