好感触でオリンピック前最後の試合を終える

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平昌オリンピック直前、日本では最後の大会となるSmile JAPAN BREDGESTONE BLEZZAK CHALLENGE第4戦が東伏見のDyDoドリンコアイスアリーナにて行われた。

相手は、第3戦と同じチェコ代表との試合。前回の1-0という拮抗した試合結果とは打って変わってに第4戦は4-1と3点差をつけて勝利した。

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第1ピリオド

開始1分でエース21番久保選手のゴールで1得点を決めると、セットを変えてセンターのFaceoffから19番獅子内選手がシュートを打ちリバウンドに反応した18番高選手が決め2点リードで試合の流れを掴む。AZ時間が長く途中2回のペナルティーをしてしまうものの流れが切れることなく終了前に1点取り3-0で終了。

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第2ピリオド

第2ピリオド開始、チェコは3失点した30番Katerina選手を下げ一昨日の試合で好セーブをした29番Klara選手に変える。流れを掴みたい日本チームは、23番中村選手が狙いすましたシュートでゴールし一時は4点のリードをする。その後、第1ピリオドにも目立っていたペナルティが続いてしまい5‐3の場面を作り本日初の失点をしてしまう。

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第3ピリオド

チェコの安定した守りは第3ピリオドになっても続き、第2ピリオド6分から日本は相手のゴールネットを揺らすことができない時間が続く。パワープレーをもらうもチャンスを生かすことができず両チーム無得点で第3ピリオドが終了する。

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オーバータイム

エキシビジョンとして行われた5分間の3対3は、先発キーパーの1番藤本選手の怪我もあり、一昨日の試合でチェコを無失点に抑えた29番近藤選手に変える。両チーム、人数の少なさからチャンスが多いもののキーパーのナイスセーブで得点をすることができない状態が続く。試合終了1分前を切り、お互い無得点で終了するかと思われたが、15番浮田選手がゴールネットを揺らしオーバータイムも勝利を収める。

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シュートアウト

更に、ドイツ戦同様に行われたシュートアウトは、23番中村選手、16番寺島選手とポストに当たるシーンもあったもののゴールをすることができず、3人目の19番獅子内選手がバックハンドでうまくキーパーをかわしてゴールをする。続く14番床選手が外してチェコの4人目の選手を迎える。これまで3人の相手選手のシュートを止めていたが、キーパーを巧によけるハンドリングでゴールを許してしまう。日本の5人目は12番大澤キャプテン。大澤選手はキーパーをしっかり見て開いているところをフォアハンドでシュートしてゴールを決める。チェコの5人目を止めることができればシュートアウトも勝利となるが、チェコのキャプテン9番が最後の最後までキーパーを引き付けてバックハンドで肩口を狙うスキルの高いシュートからゴールを取り、2-2の引き分けで終了する。

 

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試合終了後には、今大会のベストプレイヤーが発表された。

今大会のベストプレイヤーは、ドイツ戦で決勝点となる1ゴールをあげゲームMVPとなり、チェコ戦でも存在感を見せチームの勝利に貢献した10番米山選手が選ばれた。26994382_1732640213423742_1910270660471600304_n

本日の試合は、27番小野選手の怪我による欠場、1番藤本選手の怪我で途中交代、21番久保選手の怪我で防具を途中で脱ぐといったチームの中心となる選手の怪我が目立つ試合となった。主力の欠場は5回のパワープレーを無得点で終わってしまった部分でも影響が見られる。

オリンピック本番まであと少しとなった。アイスホッケー女子日本代表であるSmile JAPANの活躍に期待したい。

 

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笹原 裕基

笹原 裕基

元慶應義塾大学体育会スケート部ホッケー部門、現在は社会人リーグのSリーグでプレー中。