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【GK対談インタビュー】「俺たちの氷上格闘論」(前編)

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それぞれが歩む道がふとした時に交差する。偶然であり必然の出会いが、人生を変えることがある。

古川駿(東洋大学)、金子将太朗(中央大学)、高橋勇海(日本体育大学)、伊藤崇之(法政大学)。同学年に生まれ、偶然にもアイスホッケーという競技でゴーリーという道を選んだ。昨シーズンはルーキーながら4人全員がチームの守護神として大一番で活躍した。

誰も味わうことのできない特別な喜び。孤高の誇り。
彼らを虜にする「唯一」の存在とは何なのか——。

今回、日本の大学アイスホッケー界をリードするゴーリー4人による対談が実現。ゴーリーというポジションを選んだ理由から今年1月に行われたインカレの舞台裏、プライベートまで、2時間じっくり語ってもらいました。

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長堀:ではまず、一人ずつ簡単に自己紹介をお願いします。

伊藤:法政大学2年の伊藤崇之です。実績では3人に劣っているので今日はちょっと気まずい気持ちで来ました。今年はもっと自信を持てるように頑張りたいです。

金子:中央大学2年の金子将太朗です。昨シーズンはいい結果を残せましたが、今年も結果を残したいという気持ちで臨んでいきたいです。こんなしっかりした取材は初めてなので緊張していますが、よろしくお願いします。

高橋:日本体育大学2年の高橋勇海です。今年の目標はここにいるメンバーの大学に勝てるように頑張ります。よろしくお願いします。

古川:東洋大学2年の古川駿です。昨シーズンは全部いいところを中央の金子くんに持っていかれたので、今年はここにいるキーパーたちのチームに負けないように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

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長堀:実際こうして4人で集まって話すのは初めてですか。

全員:はい

長堀:最初に、一人ずつ3人に対する印象を聞きたいと思います。

古川:崇は練習にすごい熱心に取り組んでいて、そこは本当に尊敬できるところだと思います。勇海は癒やし系キャラで、U20の苫小牧の合宿で同じホテルで癒やされました。

長堀:どんなところに癒やされましたか。

古川:存在ですね。一緒にいるだけで癒やされます。将太朗はいいところ全て持っていって憎い。(笑)腹が立つほど上手いので負けないようにしなきゃなと思います。

伊藤:3人を総括して言うと、輝かしいキーパーたち。その影に自分がいるのかなという感じで、みんなそれぞれ高校時代から結果を残していて、ホッケー関係者の評価も高いものがあって何とかそこに追い付こうと自分は頑張っていて。3人とも目標ですね。

勇海:駿は技術面で学ぶところがいっぱいあって、これから3年間しっかり見て学んでいきたいです。崇はホッケーに対する気持ち、愛情がすごいのでそういうところがいいと思います。
将太朗は一緒にホッケーで勝負してきたのですが、本当に勝負強い。結果を残すキーパーだと思っています。

金子:駿は高校の時に知りました。駒澤(駒澤苫小牧高)のキーパーコーチから「彼のスケーティングはすごいからお前も見て学べ」と言われて、それからずっと見るようにしています。
自分の目標とするプレーをしていて、まだまだ届かない部分もあります。崇は負けた試合でも勝った試合でも、試合の後に自分の駄目だったところを分かっていて、その目の付け所がすごいですし尊敬しています。勇海は包容力があるんですよね。
一番ちっちゃいじゃないですか。小さいと言われている自分より小さいのに、あんなダイナミックなプレーができるし、あいつはリンクの上で大きく見えます。

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長堀:昨シーズンは4人ともルーキーながら試合で活躍されました。中央大学は創部初の三冠達成でしたが、金子くん振り返っていかがですか。

伊藤:公式戦無敗でしょ?

金子:そうだね。引き分けはあったけど負けてはいないね。でも昨シーズンのチームは、このなかの誰が試合に出ても無敗を達成できる、キーパーに負担の掛からないチームでした。だから安心してプレーできたのだと思います。

長堀:プレッシャーは感じなかったですか。

金子:1年目だから逆に思い切ったプレーができたのかなと思います。高校も中学もそうでした。

長堀:インカレ準決勝では中央大学と東洋大学はPSまで持ち込む接戦でしたね。

古川:最後のPSは勝つイメージしかなかったですが、負けたのには足りない部分があったと思います。将太朗との力の差を感じました。

長堀:PSのときは、互いのチームのプレーヤーやキーパーを見ていましたか。

古川:全部見ていました。自分のチームの選手がシュートするときは自分が打つみたいな、そんな気持ちで、心から応援していましたね。

金子:PSは、絶対チームに1人か2人は決める人がいるんですよね。だから、1点入れられても1点入れてくれるみたいな。ゆとりを持っていたとは思います。駿が1本目止めたのを見て、これは負けられないなと思いました。

長堀:実はインカレが終わったあとに聞いた話なのですが、PSの時、先攻か後攻どちらにするか決める場面で、金子選手がある一言をキャプテンの中島選手に言ったんですよね?

金子:恥ずかしいので、この話は内緒でお願いします。(笑)

長堀:今回是非、金子選手にこの話を伺いたいと思ってきたので、お願いします。

金子:はい、分かりました…。(笑)

長堀:あの時、金子選手は中島キャプテンに「最後自分が止めるので、先攻にして欲しい」と伝えられたんですよね?

金子:実はあの時、止めて終わりたいと言ったんですよ。だって後攻だったら最後の人が決めたらシューターのほうに選手が集まるじゃないですか。最後自分が止めたら自分のほうに選手が集まるじゃないですか。それが良かったんです。

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古川:かっけーなー!

長堀:金子選手の一言で、チームがぐっと一つになったと聞きました。

金子:たぶんあれですよ、ヘルメットを被っていると何を言っても怖くないと思うんですよ。守られている気がするんです。(笑)

古川:あー、それは分かる。

金子:なんか強くなってるよね?普段言えないことを先輩にも言ってしまったりするんです。言うでしょ?言うよね?「ほら後ろ」みたいな。(笑)

伊藤、古川:言う言う!

金子:良かった良かった。

古川:勇海は?

勇海:言うね。(笑)

金子:ブラック勇海出るよね。(笑)

伊藤:絶対一番言ってる。

金子:一番腹黒そうだもん。

長堀:東洋大学は惜しくも負けてしまいましたが、それでもあの試合は忘れられない試合になりましたか?

古川:そうですね。悔しいですけど小学校から将太朗を目標にしていて、その将太朗とあんなにいい勝負ができるようになるまで成長できたと思います。どうせなら勝ちたかったですが、それは来シーズンに取って置きます。

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長堀:一方、優勝候補の明治大学をインカレ準決勝で下しました日本体育大学。

古川:さすが。

伊藤:さすがです。

金子:さすがだわ。

長堀:あの試合はどんな気持ちで臨みましたか?

高橋:いや正直、明治と当たる前は何点差で負けるんだろうと考えていて。チームメイトがケガをしてから明治には負けられないとなって、それで自分も頑張らなきゃなと思っていたら味方がしっかり決めるところを決めてくれて、PSまで持ち込んだのでここまできたら勝つんだと思って挑みました。

長堀:PSでは、白樺高校で先輩後輩だった明治大学の桂川選手との勝負がありました。試合が終わったあと、桂川選手は高橋選手と何度もPSの練習をしたことから一瞬動揺したと話していました。あの場面は狙い通りでしたか?

高橋:そうですね。パターンは何となく頭のなかにありました。チーム全員でつかんだ勝利だと思います。

長堀:他の3人も試合をリンクサイドで見ていたと思いますが、いかがでしたか?

古川:正直、まさかと思いました。いくら勇海と言っても本当に勝つとは思わなくてすごいやつだと思いましたね。

伊藤:自分はあの試合はちょうど勇海の後ろで見ていたのですが、リンク全体が勇海を後押ししていました。もしかしたら明治を破るかもしれない、そんな期待はありました。

長堀:金子選手は明治サイドで試合を見ていたそうですがいかがでしたか?

金子:勇海はPSになったら絶対勝つだろうなと思っていました。PSのとき、左側空けていたよね?

高橋:キャッチング?

金子:そうそう。

高橋:ああ。

金子:明治は全員キャッチングだったんですよ。空けているのかと思って。

伊藤:勇海は結構そういう止め方をするんですよ。

金子:心理戦に持ち込むよね。

古川:上手いな、やっぱり。

伊藤:法政と日体が試合をした時も、グラブサイドで打つんですけど全部キャッチされるんですよ。

金子:ブラック出てるよね。

高橋:出てる。

古川:うまいな−、まじで。

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長堀:インカレが終わったあと、4人全員がTwitterで呟かれていました。

全員:誰だー?誰だー?!(笑)

長堀:最初に始めたのは誰ですか?

高橋:俺は(写真を)使っていいか聞いただけだよ?

金子:こいつなんですよ。

高橋:真似したのはお前だからね!

金子:こいつなんですよ!

古川:将太朗が真似して崇もやって俺がやらなきゃいけないみたいになってしまって、しょうがないなやってやるかと。

金子:いや勇海が個人のLINEで「何かいい写真ない?」と聞いてきて「どうしたの?」って聞いたら、Twitterがどうのこうのと言っていたから見たら、かっこいいことを書いていて。それで自分もやってみたら、崇が真似して、駿が真似して。ちょっと面白かったです。(笑)

長堀:大学1年目、4人の存在は刺激になりましたか?

古川:そうですね、本当に。負けられないとシーズン中ずっと思っていました。


 長堀:試合は色んな展開がありますが、キーパーが勝たせる試合はあると思いますか?

金子:はい、あると思います。

長堀:最終的にスコアで試合の結果は決まりますが、どうしてキーパーが勝利に導くという方程式が通るのでしょうか。

金子:(高橋選手を見て)まさにいい例がいますよ。完全劣勢のなかで勝ちに導いたキーパーがいます。

古川:そうそうそう。

金子:キーパーで勝ったんですよね、あの試合は。誰が見てもそう思う試合だったと思います。

伊藤:実力です。

高橋:運も味方のうちです。

長堀:あの時は完全にスイッチが入っていましたか?

高橋:打たれすぎたらハイになるというか。見えるんですよね。

金子:かっけー。

高橋:たまに来るシュートとか嫌じゃない?

一同:あー。

伊藤:それはキーパー共通かもしれないです。

高橋:たまに来るくらいならずっと来ていたほうがいいよね。

古川:ずっと打たれていたほうがリズムに乗れるというか。たまに来たときに準備ができていなかったら自分が悪いんですけど、準備不足で入れられたりすることがあるので、ある程度シュートが来たほうが止めやすいですね。

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 長堀:相性のいいチームや悪いチームはありますか?

金子:たぶん中央からすると、東洋がやりづらいと思います。リーグ戦で一度だ大差で勝った以外は全部接戦ですし、何が原因か分かりませんがチームに苦手意識があるんだと思います。

古川:苦手なチームと言ったらやっぱり明治になりますね。なぜかは分かりませんが毎回勝てないので本当に悔しいです。逆に将太朗が言ったように、結果勝てなかったですけど、中央とは相性がいいのかなと思います。

長堀:対東洋、対中央の試合は、互いに意識されますか?

金子:試合前に駿に会ったら「今日出るの?」とかお互い聞き合うんですけど、自分はいつも嘘をつくんですよ。「今日は出れないわ」とか言いつつ試合に出るんです。(笑)

古川:まあ僕も嘘つきますけどね。それでどっちも出るから「やっぱりお前か」ってなりますね。(笑)


 

 伊藤:チーム的には負けたくない相手は東洋や日体、早稲田などです。中央、明治は頑張らないと勝てない。東洋に対してはライバル心が強くて、絶対勝ちたいと思っています。
キーパー個人として自分の意見を言うと、そんなに相手を意識していない。止め方とか戦術的に違いはあるんですけど、氷の上でパックのある位置とかは変わりないので、基本的に自分の行動が変わったりだとか、ポジショニングが変わったりとかはしないので、そんなに相手は意識していませんね。

長堀:昨年1年間で最も印象に残っている試合で、秋のリーグ戦の東洋大戦を挙げられていましたが。

伊藤:勝ったというイメージだけで東洋戦を選んだのですが、キーパーで勝てた試合だとは思っていなくて、ただチーム一丸となって絶対勝つぞという気持ちが実った試合だったとは思います。
自分もその前の試合の早稲田戦は1点差で落としていて、ずっと入れられた後に失点してしまうことが課題だったのですが、その壁をちょっと越えられたかなというのが東洋戦でした。

長堀:勝った時にあまりガッツポーズをしないのに、その試合はガッツポーズが出たんですよね。

伊藤:はい。チームの気持ちがプレーに表れていて、シュートブロックも頻繁にしていましたし、自分もミスもしていたのでチームメイトに助けられたという気持ちがあって、絶対に勝つぞという気持ちが強くなりました。
最後1点差に詰め寄られて、入れられたらまずいという気持ちになっていたんですけど、そこで失点をしてしまうのがいつもの自分で、その東洋戦の時は失点をしなかったので、素直によっしゃーという気持ちになってガッツポーズが出ました。

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 長堀:他の皆さんはガッツポーズされますか?

古川:試合によりますね。

高橋:でも自分はどこのチームとやっても勝ったら喜びます。(笑)

金子:自分は勝っただけじゃなくて、味方が得点入れたときもガッツポーズしてますね。

古川:あっ、俺もだ。

金子:接戦だと毎回ガッツポーズしますが圧勝だったら3、4点目までやって後はしないですね。

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 長堀:キーパーというポジションは唯一のポジションで、試合に一人しか出られない特別なポジションだと思うのですが、皆さんはどうしてそのポジションを選ぼうと思ったのか。その理由を教えてください。

高橋:自分は法政大学の鈴木翔也に小学校2年生の時に誘われたのがきっかけでホッケーを始めました。一番最初に付けた防具がキーパー防具で、それからずっとキーパーなのであまり理由はないですね。

古川:いきなりキーパーだったの?

高橋:うん、そう。

長堀:他のポジションをやってみたいとは思わなかったですか?

高橋:思う時もあるんですけど、自分は一番キーパーが楽しいと思いますね。

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 金子:自分は大東文化大学にいる今年4年の兄がホッケーをやっていて、一緒にやることになってスケートを始めたのが4歳ぐらい。苫小牧では学校の授業でスケート教室があるんですよね。だから親が滑らせてみたいというのもあったかもしれません。
それからホッケーを始めたのは6歳で、キーパーになったのが小学校3年生。そのとき小学6年生のキーパーが1人しかいなくて、キーパーをつくらなきゃということになって、「将太朗お前やれ」と言われて、やってみたら楽しかったんです。

長堀:他のポジションをやったことはありましたか?

金子:自分は全部やってきました。最初はセンターからウィング、ディフェンス。今でもたまに他のポジションをやりたい気持ちはあるんですけどね。

長堀:最終的にキーパーに落ち着きましたか?

金子:はい、そうですね。ポジションチェンジが効かないので。

古川:プレーヤーでもめっちゃ上手かったって聞いたけど?

金子:うん、やばいよ。(笑)敵がいなかったです。(笑)でもそのときはキーパーが楽しかったんですよね。

長堀:キーパーが楽しいと思える理由は何ですか?

金子:新鮮さじゃないですかね。他のポジションだったときは1カ月くらい経ったら止めたいと思っていたんですけど、キーパーはそうじゃなかったんです。

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 金子:駿は?

古川:僕はもうホッケーを止めてしまったんですが兄がいて、兄がホッケーをやることになったので流れで僕も一緒にやることになって。小学校1年の時に始めて、初めて練習した時にそのときはプレーヤーだったんですけど、小学校6年生のキーパーを見た時にすごくかっこ良くて、その人に憧れてずっと小学校1年からキーパーをやりたいと言ってました。

それで小学校2年になったときに、コーチが真っ白いキーパーのヘルメットを被せてくれて、お前今日からキーパーやれと言われたのが始まりです。

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長堀:憧れのキーパーというのは?

古川:小枝翔太さんという選手です。

長堀:どこがかっこ良かったのでしょうか?

古川:もう全部です。見た目もかっこいいし、チームに1つしかないポジションなので目立っている所もかっこいいですし、やっぱり全部がかっこ良くて、キーパーをやりたいなと思いました。

長堀:その時白いヘルメットだったから、今も白いヘルメットを使用しているのですか?

古川:いや、そういうわけではなくて。(笑)

 長堀:伊藤選手はどうですか?

伊藤:自分の場合は両親がホッケー好きだったというのもあり、生まれた頃からホッケーに触れていました。自分自身もホッケーを好きになって、3歳の頃にはホッケーを始めていました。
自分が1歳のときに地元で長野五輪があって、そのときに観たパトリック・ロアという選手に憧れて、ずっと彼のようになりたいと思っていました。6歳になる前くらいにキーパーをやりたいと言っていたのですが、親がキーパーは危ないと言って反対していて。それでもキーパーをやりたかったので反対を押し切って始めました。

長堀:幼い頃はお父様にホッケーを教えてもらっていたのですか?

伊藤:そうですね。父もホッケーが好きなので、NHLのビデオが家にあって、自分もNHLだとは知らずにビデオを見るようになっていました。それで家にストーブがあるんですけど、それをゴールに見立てて、おもちゃのスティックで遊んでいました。小さい頃からホッケーが好きでしたね。

長堀:長野五輪のときは当時1歳ですし、記憶にないですよね?

伊藤:覚えてはいないですが、ぼんやりとしたイメージは残っています。母親の腕のなかでジャンパーの色くらいは覚えています。

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長堀:キーパーは他の人と違うものを好むといいますか、変わった人が多いと聞くのですがいかがですか?

古川:あー、確かに。(笑)この4人だったら僕以外は全員どこかぶっ飛んでますね。(笑)

金子:みんなずれてますね。(笑)

古川:僕だけまともで、本当に。こんなんでキーパーやっていけるのかなというくらいまともなんですけど。

長堀:こんなふうに言っていますが…

金子:一番ずれている可能性ありますよ。(笑)

伊藤:ちょっと違った意味でも危ない(笑)

金子:危ない。(笑)

古川:いやいやいや。

金子:危ないですよね彼?

長堀:えっ危ないんですか?

古川:いえ、危なくないですよ。(笑)

 

長堀:例えば自分の変わっていると思う所や、他の人から変わっていると言われる所があれば教えて下さい。

金子:独り言が激しいんですよ。誰としゃべっているのって聞かれるくらい。

伊藤:え、そんなにひどいの?

金子:うん。部屋が4人部屋なんですけど、部屋でも一人でしゃべっているので、誰としゃべっているのとは聞かれます。「誰としゃべっているの?」「ん?何が?」みたいな。自分で分かる範囲ではそんな感じです。

古川:それはおかしい。(笑)

長堀:高橋くんはいかがですか?

高橋:俺変わってる?でも変わってると思われているよね。たぶん。自分では分からないんだよね。

金子:この4人のなかだったら、勇海が一番まともだと思うんだよね。

高橋:え、俺?やっぱりまともだよね。

古川:正直言うと、勇海が一番まともだと思うんですよ。

金子:お前は色々…

古川:ふふふ。

金子:いや変わっているだろ。

高橋:みんな変わっているんだって。(笑)

古川:ふふふ。

伊藤:全然そんなイメージないんだけど。

長堀:金子選手、具体的にどこが変わっていると思いますか?

金子:どこって言われると、なんかもう、人とは違う。

古川:人とは違うオーラを出している。

金子:分かります?

長堀:なんとなく…

伊藤:人と違うのが好きというか、人と違うのもありかなと思うんですよ。

金子:そういう考えが違っているんですよ。

伊藤:それはあるかもしれないです。

金子:この中で誰が一番変人かと言えば、駿が1位。

古川:いやいやいや。

伊藤:2位は将太朗。

金子:そこは否めない。(笑)

古川:俺、どこが変人?

高橋:普通にちょっと言えないよね。

金子:言えない。(笑)

古川:やばい、それはやばい。

金子:普通の人ですよ。けどそういうキャラを持っているんです。

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長堀:逆に、キーパーはちょっと変わっているほうがいいと思ったりもしますか?

金子:変わった人になってしまうんじゃないですか。

古川:なってしまうんです。

金子:キーパーは一人じゃないですか。自分の場合はたぶんしゃべる相手がいないから。

一同:爆笑

金子:ゴールでずっと一人だから、一人でしゃべるようになったんですよ。独り言はそれが原因だと思うんです。

長堀:試合中もずっと独り言を言っているんですか?

一同:再び爆笑

金子:ずっとではないですが、それはあーだよな、こうだよなとは言っていますね。

長堀:ゴールにカメラを付けて何を言っているのか聞いてみたいですね。

金子:結構ずっとしゃべっていると思います。

 

高橋:崇はずっと怒っているイメージしかないんだけど。

古川:試合中ずっと怒ってる。

金子:あー怒ってるね。

伊藤:なんでお前怒鳴っているのってよく怒られます。高校時代もそれが原因で監督によく𠮟咤(しった)されました。

長堀:それは自分のプレーに対してですか?

伊藤:自分ですね。高校時代から結構物に当たったりしてしまっていたので、そういう所が短気なんですかね。

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金子:駿は?

古川:あーでも確かに試合中独り言は言うかもしれない。

高橋:試合中はあるよ。

古川:ドアマンをやっているときに、相手のプレーを見て「おっすっげえ」とか一人でずっと言ってるの。それが独り言に入るかな。

金子:そう、ドアマン。ベンチにいる時も隣の人とずっとしゃべっていて、うるさいって言われます。

長堀:それはもう無意識ですか?

金子:癖ですね。

伊藤:ベンチに入っていると余計怒ってしまう。自分が試合に出ていないことにも腹が立ちます。自分が原因なのは分かっているんですけど。

長堀:高橋選手はいかがですか?

金子:勇海は全てを包み込む包容力がありますね。

古川:そうそうそう。

高橋:でも最近は練習中うるさいって言われるよ。それでも試合中は黙ってる。

金子:集中モードね。

古川:勇海ワールド。

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前編はここまでです。後編はプライベートのこと、夢について語ってもらい、それぞれ聞きたいことを質問してもらいました。4人の対談はまだまだ続きます。後編もどうぞお楽しみに!

(インタビュー&編集:長堀笙乃、アシスタント:小林泰、カメラマン:竹渕大樹)

 

  • プロフィール☆
  • 古川駿(ふるかわ しゅん)1996年8月29日生まれ。青森県八戸市出身。181㌢。70㌔。八戸工業大学第一高校出身。U20日本代表。マイブームは広瀬すずとホッケー観戦。好きな言葉は「すでに起こった未来」。
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  • 伊藤 崇之(いとう たかゆき)1996年4月14日生まれ。長野県長野市出身。182㌢。75㌔。水戸啓明高校出。インターハイベスト16、国体出場。マイブームはNHLを観ること、洋楽鑑賞、野球観戦。好きな言葉は「Up to me」。
    4400978981226.LINE

 

  • 高橋 勇海(たかはし いさみ)1996年12月25日生まれ。北海道帯広市出身。164㌢。76㌔。白樺学園高校出。インターハイ優勝。マイブームはツムツム。好きな言葉は「不言実行」。
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  • 金子 将太朗(かねこ しょうたろう)1997年1月5日生まれ。北海道苫小牧市出身。170㌢。72㌔。駒澤大学附属苫小牧高等学校出。インターハイ優勝。マイブームは広瀬すず、ツムツム、パワプロ。好きな言葉は「信頼」。
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竹渕 大樹

竹渕 大樹

最高の瞬間を切り取る写真を撮るべく日々腕をあげているカメラマン。 経験者としてプレーを予測する写真狙っています! アイスホッケーと牛タンとお酒を愛す23歳。